【平均値を算出】1ハゼと2ハゼの間隔は?【プロのデータを参考に】
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- 1ハゼと2ハゼの間隔が知りたい
今回は、「コーヒー豆焙煎の1ハゼと2ハゼの間隔」について解説していきます!
1ハゼから2ハゼまでの間隔はどれくらいがいいのかな?
ココちゃん、良い質問だね!
色々なロースターの焙煎データを参考に見ていこう!
今回は、「人気店のコーヒー焙煎」という本を参考に内容を執筆しました。
【人気店のコーヒー焙煎】
名称 | 人気店のコーヒー焙煎 |
値段 | ¥3,960 |
評価 | ★★★★☆(4.3/5) |
口コミ○ | コーヒー焙煎がどのように味にたいして影響があるかなどわかってよりコーヒーが楽しくなり美味しくなると思います。 |
口コミ△ | 誤字脱字が多い |
その他 | 焙煎の常識という名の 基本的な考え方も載っています。 |
「1ハゼ」と「2ハゼ」の間隔を「2つに分ける」
「1ハゼから2ハゼまで間隔」をもう少し噛み砕いて整理すると、以下の2つに分けることができます。
※両方とも一般論と経験談によるものです。
まずは、パチパチと、1ハゼが来ます。
この1ハゼが、約2-3分続き、落ち着きます(音鳴らなくなります)。
その後焙煎を続け、約1-2分経過すると、ビチビチと、2ハゼがきます。
このように「1ハゼから2ハゼまで間隔」を、「2つに分ける」ことが大切です。
この内容から、1ハゼと2ハゼの間隔の最大時間は「5分」というのが目安です。
では、プロのロースターはどのような時間経過になっているのでしょうか?
1ハゼと2ハゼの間隔のプロのデータを見てみる。
ここでは、参考書をもとに、プロの焙煎データをまとめてみました。
ロースター | 豆 | 生豆量 | 1ハゼ | 2ハゼ | 間隔 |
CAFEHANZ | コロンビア スプレモ ナリーニョタミンゴ | 1.27kg | 9:00 | 13:14 | 4:14 |
TOKADO COFFEE | グアテマラ ラスロサス農園 | 10.5kg | 11:40 | 15:38 | 3:38 |
YAMATOYA/C&C | マンデリンG1 ソントン・ニフタ | 3.75kg | 11:15 | 14:30 | 3:15 |
TANPOPO | コロンビア ウィラ ピタリト | 6kg | 10:50 | 13:20 | 2:30 |
MATSUMOTO COFFEE | ブレンド ブラジル コロンビア グアテマラ マンデリン (プレミックス) | 15kg | 8:29 | 12:25 | 3:56 |
平均値 | 10:14 | 13:49 | 3:30 |
参考書には、1ハゼ開始と2ハゼ開始の時間のみで、1ハゼ終了の時間は載っていませんでしたが、データを参考にすると、
「間隔の平均値」は、「3:30」となっています。
上記の一般論である、
と比較しても、ほぼ正しいと言って良いと思います。
焙煎するときは、
【1ハゼと2ハゼの間隔は、「3:30」を目安に】焙煎してみましょう!
1ハゼから2ハゼまでの注意点と対策
ついでに、「1ハゼから2ハゼまでの注意点と対策」も併せてご紹介しておきます。
①1ハゼと2ハゼはくっつけない。
焙煎初心者の人で、ありがちな失敗が、
「1ハゼのパチパチと、2ハゼのビチビチがくっついてしまう」ことです。
①1ハゼと2ハゼはくっつけない。
焙煎初心者の人で、ありがちな失敗が、
「1ハゼのパチパチと、2ハゼのビチビチがくっついてしまう」ことです。
1ハゼと2ハゼがくっついてしまうと、
雑味と強い苦味がのっかり、優しさのない力強すぎるコーヒーになってしまいます。
対策としては、1ハゼが始まったら、火力をやや絞り、温度上昇を緩やかにしていく、のがポイントです。
②2ハゼに近づくと、温度上昇が激しくなる。
1ハゼが始まり2-3分で落ち着いてきた後に、2ハゼに行くために、少しだけ火力を上げます。
ここで、こちらも焙煎初心者の人で、ありがちな失敗が、
「2ハゼが始まって、あっという間に丸焦げに…」ということです。
1ハゼは、水分の気化によるものなので、温度上昇は2ハゼに比べて緩やかですが、
2ハゼは、細胞が壊れて油分が滲み出てくるといった、ある種「重たい(印象の)現象」で、温度が一気に上昇します。
この火力調整に慣れず、豆が一気に丸焦げになってしまいます。
対策としては、ビビらず積極的に!ただし、積極的になりすぎるな!、がポイントです。
何度か経験するとわかるようになってきますが、
ハゼの音にも、勢いがある時と、緩やかにハゼ音が聞こえる時があります。
これは、どれだけ熱を加えているか=温度上昇率を表しているので、「音」の強弱を聞き分けると良いです。
また、「濃い煙」が出てきたら、「2ハゼが始まる合図」になるので、意識を「音」と「煙」にも向けましょう。
③ハゼ開始後に温度を落とさない。
上記の①②を意識して、やってしまいがちなことが、
「ビビって火力を弱くしすぎたために、温度が下がってしまう」ということです。
1ハゼや、2ハゼが始まってから、火力を絞ったはいいけど、弱すぎて温度が下がってしまう。
という現象は避けましょう。
温度が下がってしまうと、味抜けの原因になります。
対策としては、ビビらず積極的に!ただし、積極的になりすぎるな!、がポイントです。
1ハゼ2ハゼの間隔は「3:30」を目安に。何度も練習して、火力調整に慣れよう!
以上、1ハゼと2ハゼの間隔について解説させていただきました。
これらのことに気をつけて、1ハゼと2ハゼの間隔をマスターしていきましょう!
なかなか難しそうだけど、とにかく練習あるのみ、ね!
火力調整も、1ハゼに2ハゼの「音と煙」もヒントね!
そうだね!
慣れるまでは少し経験が必要だと思うから、とにかくやってみよう!
ハゼの間隔もわかってくると、焙煎がもっと楽しくなっていくよ♪
はい!それじゃ、焙煎しに行ってきま〜す!
いってらっしゃ〜い!
ということで、今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!