【ドリップバッグ】販売価格の設定は?利益を最大化する方法
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- ドリップバッグを販売したい
 - ドリップバッグの適正な販売価格が知りたい
 - 効率よく利益を残したい
 
今回は、「ドリップバッグの適正価格を決める方法」です!
これから販売を考えている人はぜひ参考になれば幸いです。

ドリップバッグを作ってみたけど、値段設定っていくらがいいのかな?

販売価格って迷うよね。今回は、価格設定のポイントと、モデルケースを作ったので、実際に数字を使って解説していくね!

【結論】ドリップバッグは、「150円〜200円」の価格帯が現実的

詳細は後述しますが、まずサクッとお伝えすると、
ドリップバッグの販売価格が1袋あたり、「150円〜200円」が現実的かと思います。
安すぎてもいけませんし、高すぎても売れにくいので、
この価格帯を参考に色々考えてみると良いかと思います。
参考までに、大手の販売価格は以下のとおりです。
| 会社名 | 販売価格 | 1袋あたりの値段 | 
| スターバックス | 750円/6袋 | 125円 | 
| カルディ | 2370円/30袋 | 79円 | 
| 丸山珈琲 | 979円/5袋 | 195円 | 
| ブルックスコーヒー | 2040円/21袋 | 97円 | 
大量生産大量販売ができる大手と比べても、
150円〜200円であれば、販売可能な価格設定になるかと思います。
以下、ドリップバッグの販売価格を設定する際に、考慮する5つのポイントを解説していきます。
ドリップバッグの価格設定で考慮する5つポイント

ドリップバッグを販売する上で大切なことは、
「しっかりと運営していけるか」を考えることです。
これを踏まえて、5つのポイントを解説していきます。
豆の原価

まずは単純に、豆の原価です。
豆で販売する時もそうですが、豆の原価をしっかりと考慮する必要があります。
上記でお伝えした、150円〜200円の販売価格が現実的とはいえ、原価はしっかりと販売価格には反映させましょう。
梱包資材

梱包資材は、主に3つ。
・粉を入れる袋
・外袋
・発送用の箱
ドリップバッグの内袋と外袋は、それぞれ約10円ほどで購入することができます。
発送用の箱は、梱包方法や素材によって、値段が変わります。
約30円〜100円はみておくと良いでしょう。
パッケージにかかる費用

次に、パッケージにかかる費用です。
今のご時世、「味だけ」で勝負するのは難しい時代。
販売数を伸ばしたい場合は、パッケージもおしゃれで可愛いものにするのがベターです。
デザイナーさんに頼んだりする場合は、販売価格に反映させましょう。
ターゲット層(ブランディング)
ターゲット層によって、価格設定は変えることができます。
言い換えれば、「どのようにブランディングしていくのか」ということで、
200円以上の高価格帯で販売できる可能性もあります。
ドリップバッグ制作の労力
最後に「ドリップバッグ制作の労力」です。
これが一番大きい問題で、ドリップバッグは慣れてしまえば簡単に作ることができますが、
正直、豆の販売と比べれば、労力は明らかに増えます。
この労力をしっかりと踏まえた上で、販売価格を設定する必要があります。
以上を踏まえた上で、簡単にモデルケースを作ってみたので、参考になれば嬉しいです!
モデルケース(仕入れ値〜販売価格〜利益)

簡単なモデルケースをご紹介します。
・1kgあたり3000円の生豆を購入
・ターゲット層は、コーヒー好きの一般庶民 ・ドリップバッグ、1袋150円で販売 ・最低5袋から販売
・送料は購入者負担
| モデルケース | 備考 | |
| 豆の原価 | 38円 | 【1kgあたり3000円の生豆を購入】 焙煎豆=800g=3000円 1g=3.75円 10g袋詰め=37.5円  | 
| 梱包資材 | 70円 | ドリップバッグの袋=10円 外側の袋=10円 発送用の箱=50円  | 
| パッケージ費用 | 10円 | 自分で製作した場合 最低限のラベルシール等  | 
| 合計経費 | 350円 | 原価 = 38×5 =190円 ドリップバッグ袋 = 20×5 =100円 箱代 = 50円 パッケージ費用 = 10円  | 
| 販売価格 | 750円 | 150円×5袋 | 
| 利益 | 400円 | 
ドリップバッグ販売すると、サクッと粗利はこのようなイメージになります。
1袋150円で販売してみると、
最低5袋からの販売で「400円の利益」になります。
ドリップバッグは、時給換算するといくら?
上記の利益を考えて、時給換算してみるといくらになるのか計算してみます。
| 制作の労力 | 60分 | 焙煎準備=10分 焙煎時間=20分 袋詰め=10分 片付け=10分 発送=10分  | 
| 時給換算 | 400円 | 
作業の時間を計算すると、ドリップバッグを5袋分作るには、おおよそ1時間かかります。
その場合は、時給換算すると、【時給400円】となります。
1時間の労力で、400円の稼ぎ。
いかがでしょうか。
どう考えても普通に働いたほうが、時給は高いです。
ただし、考え方次第ですが、自分で稼いだ400円は、全くの別物です。

たとえ、時給400円でも、アルバイトで稼ぐ1000円よりも圧倒的に価値があります。
なぜなら、自力で稼ぐ時給400円は、時給1000円以上になる可能性があるからです。
その時給を上げる方法を、ここから解説していきます。
利益を大きくする方法

時給を上げる、利益を大きくする方法は、単純です。
「1回の販売量を増やす」ことです。
1回に販売する(焙煎する)量を増やすことで、
準備の時間や片付けの時間を考慮すると、効率よく利益を増やすことができます。
1回で、20袋分(10袋を2件分)販売したと仮定します。
| モデルケース | 備考 | |
| 豆の原価 | 760円 | 38円×20袋 | 
| 梱包資材 | 500円 | ドリップバッグの袋 = 10円×20袋 = 200円 外側の袋 = 10円×20袋 = 200円 発送用の箱 = 50円×2 = 100円  | 
| パッケージ費用 | 200円 | 10円×20袋 = 200円 | 
| 合計経費 | 1460円 | 原価 = 760円 梱包資材 = 500円 パッケージ費用 = 200円  | 
| 販売価格 | 3000円 | 150円×20袋 | 
| 利益 | 1540円 | 
| 制作の労力 | 90分 | 焙煎準備=10分 焙煎=40分(20分×2) 袋詰め=20分 片付け=10分 発送=10分  | 
| 時給換算 | 1026円 | 1540円/90分 =1026円/60分  | 
いかがでしょうか。
1回の販売量を増やすだけで、時給は1000円を超えます。
このように、時給400円でスタートしても、時給1000円を超えることができます。
利益を大きくする具体的な販売方法は以下の通りです。
【利益を大きくする方法】焙煎・発送日を決める

上記のように、1回の販売量を増やせば、利益は大きくなります。
そこで行う方法が、「焙煎・発送日を決める」という方法です。
新鮮な豆を届けるためには、基本的に「受注生産(焙煎)」になると思いますが、
ここではあえて、「毎日、焙煎・発送をしない」ということです。
例えば、1週間分(5/1~5/7日)の注文を受けて、
5月8日に「まとめて焙煎・発送」という形にします。
こうすることで、1回の販売量を増やすことができます。
もちろんまずは、売れることが大前提なのですが、
小分けで販売するよりは、このような販売方法の方が確実に効率が良いです。
【結論】ドリップバッグの販売は、いかに販売効率を上げるか。

以上、ドリップバッグの販売価格設定の5つのポイントと、モデルケースをもとにした販売効率の上げ方でした。
ドリップバッグは、150円〜200円の価格帯が現実的ですが、
1袋150円でも販売方法によっては、しっかりと利益を残すことができます。
始めはスモールスタートで、少しずつ販売量・利益を増やし、持続的に運営できるようにしていきましょう!
以上、今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回の内容が、少しでも参考になれば幸いです。

ドリップバッグは豆の販売よりも労力が大きい分、しっかりと販売方法を考える必要があるのね!
まずは販売を始めて、時給も1000円を超えれるように頑張ろう!

そうだね!
少しずつ進んでいこう!

